非正規雇用者が「辞めたい」と感じる主な理由
派遣・パート・契約社員として働いていて辞めたいと思う理由は、正社員とは異なる側面があります。厚生労働省の調査では、非正規雇用者の離職理由の上位は以下の通りです。
- 契約更新されなかった・雇い止め——突然の契約終了への不安
- 正社員との待遇格差——同じ仕事をしていても賃金・福利厚生に差がある
- 正社員登用の見込みがない——「正社員になれる」と言われたが実態が異なる
- 職場の人間関係——派遣社員・パートとして見られることへのつらさ
- 業務内容のミスマッチ——登録時の説明と実際の仕事が違う
⚠ 派遣社員のハラスメントは特に深刻になりやすい
派遣社員は「立場が弱い」という意識から、正社員より強いハラスメントを受けやすい環境があります。また「文句を言ったら契約を切られる」という恐怖から声を上げにくい状況も生まれます。これは派遣という雇用形態の構造的な問題であり、あなたが弱いからではありません。
2つの選択肢:派遣のまま変える vs 正社員に切り替える
「辞めたい」という気持ちが職場・派遣先に向けられているのか、それとも派遣という働き方自体に向けられているのかで、最適な選択肢が変わります。
選択肢①
派遣のまま職場を変える
今の派遣会社に別の案件に変えてもらうか、別の派遣会社に登録して新しい職場に行く。派遣という働き方自体は続けたい方向け。
選択肢②
正社員・直接雇用に切り替える
転職エージェントを使って正社員求人に応募する。安定した雇用・待遇改善を求めている方向け。第二新卒枠も活用できる。
判断の基準は「今の職場・仕事内容が嫌なのか、非正規という働き方自体が嫌なのか」という点です。前者なら①、後者なら②を選ぶのが自然です。ただし両方試してみることも可能で、派遣会社と転職エージェントの両方に同時に登録することもできます。
派遣のまま職場を変える——おすすめ派遣会社
今の職場を変えたい場合、同じ派遣会社で別の案件に移るか、別の派遣会社に登録するという選択肢があります。派遣会社によって取り扱い求人・福利厚生・サポート体制が異なるため、複数社に登録して比較するのが効率的です。
大手派遣 — 全職種対応
テンプスタッフ
業界トップクラスの求人数を誇るパーソルグループの大手派遣会社。事務・IT・医療・製造など幅広い職種に対応。全国47都道府県に拠点があり、地方でも利用しやすいのが特徴です。有給休暇・社会保険完備などの福利厚生も充実しています。
無料登録はこちら →
看護師派遣専門
レバウェル看護 派遣(旧:看護のお仕事派遣)
看護師向けの派遣求人サービス。時給が高く勤務地・日程の自由度が高い看護師派遣の案件を多数取り扱います。看護師専門の派遣スタッフをサポートします。
無料登録はこちら →
正社員に切り替える——おすすめ転職エージェント
非正規から正社員への転職は、実は難しくありません。特に20〜30代であれば「第二新卒」「未経験OK」の正社員求人が豊富にあります。転職エージェントは登録・相談が無料で、正社員の求人情報を提供してくれます。
20代・第二新卒の場合
20代専門・未経験OK
マイナビジョブ20's
20代専門の転職エージェント。全求人が20代向けで、未経験OK求人が78%以上。派遣・パート経験しかない方でも、ポテンシャル採用に積極的な企業の求人が揃っています。登録・相談は完全無料。
無料登録はこちら →
第二新卒・既卒・フリーター
UZUZ(ウズウズ)
第二新卒・既卒・フリーター・派遣経験者の正社員転職に特化したエージェント。入社後の定着率が高く、丁寧なサポートが評判です。徹底した個別サポートで転職活動をサポートします。
無料登録はこちら →
30代以上の場合
派遣・非正規のセーフティネット——失業給付・傷病手当金
派遣・パートでも社会保険に加入していれば、正社員と同様にセーフティネットが使えます。多くの方が知らないまま損をしているため、確認しておいてください。
失業給付(雇用保険)
週20時間以上・31日以上継続して働いている場合、雇用保険に加入しています(会社が加入義務を果たしていれば)。離職後にハローワークで申請することで、条件を満たせば失業給付を受け取れます。派遣社員・パートでも正社員と同じ基準で計算されます。
💡 雇用保険に加入しているか確認する方法
給与明細に「雇用保険料」の控除があれば加入しています。または毎年もらう「雇用保険被保険者資格取得等確認通知書」で確認できます。確認できない場合はハローワークに問い合わせることができます。
傷病手当金
健康保険(社会保険)に加入していれば、体や心の不調で働けなくなった場合に傷病手当金を受け取れます。月収の約3分の2が最大18ヶ月間支給されます。派遣社員でも社会保険に加入していれば利用できます。
詳しくは傷病手当金の解説ページをご確認ください。
| 制度 | 派遣・非正規でも使える? | 条件 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 失業給付 | 使える(雇用保険加入の場合) | 週20時間以上・12ヶ月以上加入 | 賃金の約50〜80%・最大150日 |
| 傷病手当金 | 使える(社会保険加入の場合) | 4日以上の就労不能 | 月収の約2/3・最大18ヶ月 |
| 国民健康保険の減額 | 退職後に申請 | 非自発的離職(雇い止め等) | 保険料が最大7割軽減 |
💡 雇い止めは「会社都合」になる場合がある
派遣期間満了や雇い止めは「自己都合」ではなく「会社都合(特定受給資格者)」に該当する場合があります。この場合、失業給付の給付制限(待機期間)がなくなり、給付日数も増えます。ハローワークで正確に確認してください。
よくある質問
派遣社員でも転職エージェントは使えますか?
使えます。転職エージェントは正社員・非正規を問わず登録できます。ただし、エージェントによっては正社員経験を求める場合もあるため、「派遣・非正規からの転職」に実績のあるUZUZやマイナビジョブ20'sのようなサービスが向いています。
派遣社員は傷病手当金をもらえますか?
社会保険(健康保険)に加入していれば受け取れます。週20時間以上・2ヶ月を超えて働いている場合、派遣社員でも社会保険への加入が義務付けられています。給与明細で「健康保険料」が控除されていれば加入しています。
契約期間中でも辞められますか?
原則として契約期間中の一方的な退職は困難ですが、やむを得ない事情(ハラスメント・体の不調・家庭の事情など)がある場合は認められることがあります。まず派遣会社の担当者に相談してください。どうしても難しい場合は、まず労働組合や社会保険労務士に相談することをすすめます。
派遣から正社員への転職は難しいですか?
特に20〜30代であれば難しくありません。「未経験OK」「第二新卒歓迎」の正社員求人は多数存在し、派遣経験があること自体はマイナスになりません。転職エージェントに「派遣から正社員への転職」と明示して相談することで、適切な求人を紹介してもらえます。
派遣会社を変えると以前の派遣先にバレますか?
通常バレません。派遣会社間で個人情報が共有されることはありません。ただし同一企業・グループに別の派遣会社から派遣されることは契約上制限される場合があります。